競馬の2大勢力 本命党と大穴狙いの人 思考法の違いと共通点

競馬の馬券購入者の買い方のスタイルは人によって異なりますが、その中でも対極にある2大勢力が、本命党と呼ばれる固い馬券を好んで購入する人と、大穴狙いの穴党です。

この2者の思考法で最も違う点が、馬券購入の際のレースの展開想定にあります。本命党は、1・2番人気の馬がどのような競馬をするか考え、人気馬を軸にそれらの馬と同じ様な展開の利を受けられそうな馬を小頭数ピックアップします。当然、配当的にも馬券の点数は絞る事になります。

これに対して大穴狙いの穴党は、人気馬が負けるであろう様々な展開を考えます。1番人気の先行馬がハイペースに巻き込まれ失速しないか、馬群に包まれて直線で詰まってしまわないか等、様々な展開を考えるのが穴党の基本です。穴党は人にもよりますが、色々な展開を考えるため、薄く広くという馬券戦術を取る事が多いです。3連単の3着を多めに買ったり、その3着候補の縦目を抑えて置いたりという事もあります。

そんな相いれないような2者ですが、共通する事項もあります。それは、人気馬の前走からの環境の変化です。本命党は、前走からの変化が少ないかという点を重視します。騎手はそのままか、調教パターンに変化はないか等変化が少ない人気馬の信頼度を測ります。穴党も人気馬の環境の変化を見ますが、穴党の場合は変化がいかに多いかという点を見ます。いかに穴が多いかで、荒れるレースかどうかを模索します。思考法は違う所、共通する所はありますが、どちらが自分に向いているかを実際賭けてみて判断してみましょう。