バブルの時代の競馬界の人気について

バブル

昭和の終わりから平成の初期に日本はバブルの全盛期を迎え、競馬界でも人気の高い騎手が誕生して大いに盛り上がりました。

その時代の人気ジョッキーとして名前が挙がるのは武豊騎手です。 彼は天才という名を欲しいままにし、数々のJRAの歴代の記録を次々に塗り替えました。 G1レースでも多くの優勝馬に騎乗し、女性ファンを競馬場に来場させることにも大きな貢献をしました。

ビギナーの女性ファンが窓口で馬券を買う際、「武豊1枚」と言うファンも多くいたというエピソードも残っているくらいです。 競馬会の暮れの大一番である有馬記念でも彼は様々な印象をファンに与えてきました。 平成2年にはスターホースであったオグリキャップの引退レースに騎乗し、有終の花道を飾って1着でゴールインさせましたし、ディープインパクトの引退レースでも見事な騎乗をしました。

武豊とともに活躍したのがベテランの岡部騎手でした。 岡部騎手は関東エリアで常にリーディング上位の存在の騎手で、ベテランの味を存分に発揮した落ち着いたレースぶりでファンを魅了しました。 同じ時代、南井騎手や河内騎手、柴田正人騎手、増沢騎手、松永幹夫騎手らも多くの競馬ファンを楽しませたジョッキーでした。