サラブレッドという言葉があるように、競馬には血統が重要なファクターになります。
自身が優秀な成績を収めたり、優秀な血統を引き継ぐ牝馬は「種牝馬」となって競走馬としての引退後には種付けをされるケースが多くなります。
種牡馬は年間に何頭も種付けをすることができますが、これに対して牝馬は年間に1頭しか子供を産むことができません。
生まれた仔馬のことを「産駒」といいますが、父親が同じで母親が違う産駒のことは兄弟とは言いませんが、父親が違っていても、母馬が一緒であれば兄弟と呼ばれます。また父と母が同じ馬どうしの場合は「全兄」や「全弟」などと言われます。
競馬で優秀な成績を残した両親の配合によって生まれた産駒は、高額で取引されて、デビューに際してもオッズが低くなり、1番人気となることが多くなります。
親馬が産駒に与える影響のうち「7大能力」と言うものがあって、配合には種牡馬との「スピード」「スタミナ」「気性」などを考慮して行われますが、同じ両親から生まれてもそれぞれ個性が違う産駒が生まれることもあります。