中央競馬3歳限定の最長G1レース菊花賞

菊花賞

かつて八大レースと呼ばれた、G1レースには春・秋の天皇賞、有馬記念、そしてクラシックと言われる3歳馬限定のG1レースは牝馬限定の桜花賞、オークスと、有名な三冠レースである皐月賞、日本ダービー、菊花賞がありますが、3歳限定のG1レースで最も長い3000メートルという長距離を走るのが菊花賞です。

一番早い馬が勝つのが皐月賞、一番運のよい馬が勝つのが日本ダービー、一番強い馬が勝つのが菊花賞、などとも言われましたが、現在の競馬では長距離レースが少なくなり、多くのレースが短距離から中距離となっていますので、そうした距離適性の馬は長距離戦を回避して、秋の天皇賞やジャパンカップに出走することも多くなりました。

また、皐月賞や日本ダービーから三ヶ月以上空きますのでそのローテーションも疑問視され、アメリカの三冠レースのように詰めた日程で、というファンの声も少なくありません。 しかし、秋の長距離戦には春には成長やローテーションの関係で出走がかなわなかった夏競馬で鍛えられた新勢力なども出走しますので、特にこのレースを楽しみにしているファンが多いのも事実です。