牡馬クラシックG1レース第一弾の皐月賞

皐月賞

皐月賞は3歳牡馬によるクラシック3冠の第1弾で、毎年春の中山競馬場で開催されるG1レースです。 牝馬も出走可能ですが、多くは阪神競馬場で行われる牝馬限定クラシックレースの桜花賞に進むほか、去勢されたせん馬は出走できません。 芝コースの距離2000メートルで争われ、中山競馬場独特のコース形態もあり、昔から「速い馬が勝つ」レースと言われています。

前哨戦として、同じ中山芝2000メートルで開催される弥生賞があり、上位3頭には皐月賞の優先出走権が与えられます。 他にスプリングステークスの上位馬3頭や、若葉ステークスの上位馬2頭にも優先出走権が与えられ、皐月賞で4着までに入線すると、東京競馬場で初夏に開催される日本ダービーへ優先的に出走することができます。

近年はマイル路線やクラシックディスタンスなど、距離毎の路線が整備されていますが、クラシックレースに出走させたいという関係者が多いほか、先行馬に有利なコース形態もあり、中距離馬だけでなくマイル戦を得意とする競走馬の出走も多く見られるのが特徴です。