地方競馬で強かったフリオーソ

フリオーソ

南関東競馬で活躍した競走馬にフリオーソがいます。この馬は中央の馬と走る、ダートグレード競走でも全くひけをとらなかったのです。

初めてダートグレード競走で勝利したのが、2歳の時に走った全日本2歳優駿でした。次の勝利が、3歳時に走ったジャパンダートダービーです。

人気は中央の馬に集まっていたのですが、道中2番手で競馬を進め、直線を先頭で迎えると2着馬に2馬身半をつける快勝でした。

その後の勝利は、4歳春のダイオライト記念でした。圧倒的な1番人気に支持され、2着馬に5馬身つける圧勝でした。続く帝王賞でも堂々の1番人気に支持され、見事に逃げ切り勝ちを果たしました。その後は中央の強敵に跳ね返され続け、次の勝利は5歳春のダイオライト記念でした。単勝1.1倍の断トツ人気に逃げ切りで応えました。

その後は勝利に見放され続けましたが、6歳の帝王賞で見事に復活の優勝を果たしました。日本テレビ盃にも勝ち、いよいよ充実期に入りました。JBCクラシックと東京大賞典は2着に敗れましたが、7歳になってすぐの川崎記念で単勝1.0倍の人気に応えて快勝しました。

中央に出走したフェブラリーステークスは2着に敗れましたが、次のかしわ記念で勝利しました。結局、かしわ記念が最後の勝利となりました。ダートグレードレース9勝は地方所属の競走馬としては歴代最高クラスの成績を残しました。