規模の小さい地方競馬の重賞

重賞

中央競馬の重賞は賞金4000万、5000万、G1となれば1億、2億、3億とかなり高額になっています。 1レースにおける最高賞金こそ他の国に劣りますが、未勝利戦から含めた賞金額で考えれば中央競馬はトップクラスです。 海外の重賞だと、中央でいう条件戦の賞金ぐらいしかもらえないところもあり、そうした点から考えると中央はとても恵まれた環境と言えます。

地方競馬にも当然ながら重賞はあります。 その賞金額は規模にもよりますが、中央競馬の未勝利戦にも満たない賞金であることがほとんどです。 中央との交流競走や南関東、そして一部のレースでは1000万円以上もらえるレースもありますが、高知や佐賀のように最高峰のレースでも賞金100万円程度ということがあります。

そのため、高知や笠松など賞金が見込めないところの馬は遠征を多く重ね、出走手当で儲けようとしています。 賞金だけで回せる中央競馬、賞金だけでなく出走手当も大事な地方競馬、両者に見られる違いは賞金面から言えば、意外と大きいです。