現状の中央競馬の規模

ダートレース

現状の中央競馬の規模は、日本の他の競馬組織の中で最大であると言えます。

日本には中央競馬会と各地に点在する地方競馬がありますが、地方競馬で最も競馬場の数が多いのは南関東の4場で、中央競馬はそれをはるかにしのぐ10場があります。

中央と地方は随時交流競走が実施されています。中央の競馬のレースに地方在籍の馬が出走してきたり、逆に地方に中央所属の馬が遠征に行くこともしばしばです。

現状は芝コースは中央の競馬場にしかないため、地方馬は中央の芝のスピードレースに出走してくると苦戦する傾向にあります。

また、ダートの地方競馬の重賞レースには毎回多くの中央所属馬が参戦します。中央競馬のダートG1はフェブラリーステークスとチャンピオンズカップの2つがありますが、これらが日本のダートG1の中で最高峰のレースとも言えます。

従ってダートを得意とする馬は、この2つのG1レースを制することを夢見て競走馬生活を送っているのです。

産経